すいぽてBlogについて

すいぽて毎日1%成長Blogをご覧いただきありがとうございます。

当ブログはすいぽてが日々、気になったことを調べ同じことを疑問に思った人に少しでも助けになればと始めました。

調べることでインプットし、このブログでアウトプットすることで「すいぽてが1%成長する」ことをコンセプトにしています。

設立:2024年10月

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40代ITエンジニアです。現在は食を扱う専門商社で情報システム部門SAPチームに所属しております。

IT業界は2001年から金融系、教育系、与信管理、SIerなど6社を経験してきておりインフラエンジニアからシステムエンジニア、プロジェクトマネジメントとキャリアを積みながら20年以上ITエンジニアを続けています。

小さな積み重ねが生む大きな変化「1.01の法則」とは?

「少しずつの努力で本当に結果は変わるのだろうか?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

楽天の三木谷浩史社長が提唱し、広く知られるようになった「1.01の法則」は、毎日1%の成長を続けることの重要性をわかりやすく示す考え方です。

1%の成長がもたらす大きな成果

1日わずか「1.01倍」の成長を積み重ねて365日経つと、元の約37.8倍もの成果が得られるとされています。

これは数式で書くと

(1.01)365≈37.8

となり、元の1に対して約3680%増に相当します。

逆に「1日1%マイナス(=0.99倍)」を続けると、1年後には驚くほど低い水準に落ち込んでしまうのです。

1%成長しない場合の「0.99の法則」とは?

「0.99の法則」は、毎日0.99倍にしていく、すなわち1%の損失を毎日積み重ねた場合の結果を示します。数式で表すと、(0.99)365(0.99)^{365}(0.99)365

これは、1年後には元の価値の約2.5%しか残らなくなる、ということを意味します。

つまり、元の97.5%が失われてしまうのです。

「1.01の法則」と「0.99の法則」は30日間で考えるとどうなる?

「1.01の法則」で「1年後の37.8倍」と聞くとピンとこない方もいるかもしれませんし、

「0.99の法則」で「1年後の元の2.5%」しか残らないなんて信じられないと思います。

そこで、まずは30日という短期でどれほど変化するのか見てみましょう。

30日間の成長率テーブル

日数(1.01)^日数増加率(%)(0.99)^日数減少率(%)
11.010001.00%0.99000-1.00%
21.020102.01%0.98010-1.99%
31.030303.03%0.97030-2.97%
41.040604.06%0.96060-3.94%
51.051015.10%0.95099-4.90%
61.061526.15%0.94148-5.85%
71.072147.21%0.93207-6.79%
81.082868.29%0.92274-7.73%
91.093699.37%0.91351-8.65%
101.1046210.46%0.90438-9.56%
111.1156711.57%0.89534-10.47%
121.1268212.68%0.88639-11.36%
131.1380913.81%0.87753-12.25%
141.1494714.95%0.86876-13.12%
151.1609716.10%0.86008-13.99%
161.1725817.26%0.85148-14.85%
171.1843018.43%0.84295-15.71%
181.1961519.61%0.83452-16.55%
191.2081120.81%0.82617-17.38%
201.2201922.02%0.81791-18.21%
211.2323923.24%0.80972-19.03%
221.2447224.47%0.80162-19.84%
231.2571625.72%0.79361-20.64%
241.2697326.97%0.78568-21.43%
251.2824328.24%0.77783-22.17%
261.2952629.53%0.77006-22.99%
271.3082130.82%0.76236-23.76%
281.3212932.13%0.75474-24.53%
291.3345033.45%0.74719-25.28%
301.3478534.78%0.73970-26.03%

1日目から30日目まで「1.01倍」を繰り返すと、最終的に約1.34785倍(+34.8%)に達します。

わずか1%の成長を1か月積み重ねるだけでも、約35%以上増えたことになるのです。

逆に「0.99倍」を繰り返すと、最終的に約0.73970倍(-26.03%)となり、わずか1か月の間に約26%の損失を生みます。

「1.01の法則」を実現するためには

この「1.01の法則」を世の中に広まった背景には「毎日少しずつでも改善を継続すれば、長期的に見れば驚くほどの差が生まれる」という強いメッセージがありました。

ビジネスや個人の学習や健康管理、スキルアップなどあらゆる分野に応用できる考え方です。

測定方法

時間管理
時間の概念で考えてみます。
睡眠時間を6時間とした場合、起きている18時間は、18 × 60 = 1080分

18時間(1080分)の1%は約10.8分です。

これを基準に、毎日のルーチンで10.8分の学習をすることで1%成長した実績とする方法

数値目標の設定と比較
仕事の生産性や売上、学習の進捗など、定量的なKPI(Key Performance Indicator)を設定し、前日や前週との比較で1%の改善が達成されているかを測る方法です。

  • 例:
    • 毎日メール返信件数
    • プロジェクトの進捗率
    • 勉強のテストスコアなど

日々の記録(ジャーナリング)
毎日の出来事や達成事項を記録することで、後から自分の成長や変化を振り返る方法もあります。

たとえば、日記や専用のアプリを使い、気づいた小さな改善点や新たに習得したスキルを数値化・記録することで、1%ずつの成長を実感しやすくなります。

定期的な自己評価・フィードバック
自分自身で定期的に評価項目(例:健康状態、知識量、スキルレベル)を決め、
数値化(例:1から10のスケール)しておくと、後から自分の成長率を比較することができます。

1%という微小な変化も、継続的に評価することで、コンパウンド効果(複利的効果)として大きく現れます。

具体的な進め方

  • 時間設定
    毎日10.8分の学習を行う。移動時間や隙間時間、寝る前など特定の時間帯を決めておくと良いでしょう。
    「必ず10分だけ読書をする」「毎日1ページは勉強する」など、小さくても確実に取り組める内容を毎日のルーティンに組み込みましょう。
  • 目標を細分化する
    いきなり大きなゴールを目指すと挫折しやすいため、まずは「毎日1%」に相当する小さな課題を決めてみましょう。
    例えば、「AI分野について勉強する」では目標が大きすぎます。
    最初は「ChatGTP」で1日1回やりとりするや、「Felo」を使って1日1回リサーチをするなどにする。
    そして、目標を大きくする場合は、1日の回数を増やしたり、使うAIツールを増やしたりすると良いでしょう。
  • 記録や振り返りをする
    日々の積み重ねの効果はなかなか実感しにくいものです。
    記録をつけて、週や月ごとに振り返るクセを付けると「意外と成長している」と気づけます。
    特にアウトプットすることが一番大事なので、ツイッターに投稿する。
    NOTEに書く、ブログに書くなどを少しずつ繰り返すことがより良い成長に繋がります。

「0.99の法則」の状態を定義

「0.99の法則」の本質は

「軽い気持ちで少しの損失(成長を意識しない)を放置すると、長期的には取り返しのつかない結果を招く」ことを示しています。

たとえば、決めたルーティンを実施しない、タスクや業務で日々の小さなミスや非効率が積み重ねるなどを繰り返すことです。

この場合、最終的には目標の未達や時間が無い状態が慢性化する可能性があるということです。

また、健康管理や学習習慣においても、毎日の小さな怠慢が長期的な成果に大きな影響を与えるといった教訓として捉えられています。

まとめ

「1.01の法則」は、ほんの少しの成長を重ね続けることが、長い目で見るととてつもない成果につながる、というシンプルながら大きなインパクトを持つ考え方です。

30日間でも+34.8%の違いが出るように、日々の1%の改善を意識するだけで、1年後には37倍の成長と思いもよらない結果が待っているかもしれません。

「0.99の法則」の本質は、毎日1%の減少を積み重ねると1年後には元の約2.5%にまで価値が落ち込むことです。

価値とは能力だったり才能だったりスキルだったり形の見えないものですが、0.99を積み重ねることで

長期的には変わらない将来が約束されてしまいます。

もし、変わりたい場合は、今日から、ほんの「1%」だけ成長を意識してみませんか。

きっと1年後の自分が、まるで別人のように感じられるはずです。