「無駄がなくなり全てがうまくいく本当の時間術」

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学識サロンのマーさんが紹介する餅月俊隆さんの著書「無駄がなくなり全てがうまくいく本当の時間術」の要点をまとめました。

目次

はじめに

時間は誰にとっても平等な資源です。1日24時間は、お金持ちも、権力者も、貧乏な人も全く同じです。しかし、人生の幸福度には大きな差があります。その差は「時間の使い方」にあります。この本では、時間術について根拠とエピソードを交えながら、誰でも実践できる方法を紹介しています。

1. 時間がないは言い訳に過ぎない

「時間がないからできない」という言葉をよく使いますが、実は単なる言い訳です。時間管理の最大の敵は「自分の中に隠れている不安」です。

不安が生産性に与える悪影響:

  • 注意力が散漫になり、集中力が低下する
  • 認知能力が低下し、論理的思考がしにくくなる
  • 不安状態ではワーキングメモリーが約16.5%も減少する
  • 本来やるべき課題に注意が向かなくなる

不安を解消する「くよくよタイム」の方法:

  1. ステップ1: 1日9分間だけ時間をとって思いっきり不安になり、あらゆる心配事を紙に書き出す
  2. ステップ2: 1日の終わりに4分間、書いた不安が実際に起きたかを検証する

このプロセスを毎日繰り返すことで、不安が頭を占める割合が減っていきます。実際に不安なことの9割は現実に起こらないことに気づき、不安が軽減されていきます。

2. 人生を無駄にしない環境の作り方

勉強や仕事をしていると、ついついスマホを見たり、動画を見てしまうことがあります。この問題の解決策は「環境を整えること」です。

ポイント:いつも目に入るものを意識的に変える

  • 人間の行動や選択の9割は視覚情報に依存している
  • 集中したいときはスマホを手の届かない場所に置き、机の上には必要なものだけを置く
  • スマホを見る時間をあえて作ることで、それ以外の時間は集中できる
  • 仕事のメールチェックを1日3回だけに制限するなどの工夫も効果的

将来的なメリット:

環境を変えることで行動が変わり、将来やりたいことに最短で近づくことができます。例えば、将来講師になりたければ、本棚にプレゼンテーションの書籍を並べたり、デスクに目標を貼っておくことが効果的です。

3. 習慣で大切なこと

①時間を守る

習慣化に最も重要なのは「開始時間を守ること」です。

  • ビクトリア大学の研究:同じ時間に運動を始めることで自然と習慣化に成功
  • 終了時間も守ることが長続きのポイント
  • 例:毎朝6時に本を開き、6時15分に閉じるなど、明確な時間設定をする

②朝を制する

朝の過ごし方が1日のパフォーマンスを左右します。おすすめのモーニングルーティン:

  1. 太陽の光を2分浴びる:バイオレットライトが脳に良い影響を与える
  2. 冷水シャワーを30秒浴びる:体温上昇と脳の覚醒効果がある
  3. 感謝できることを2分書き出す:ポジティブな気持ちを高める効果
  4. 好きな本を6分熟読する:ストレス軽減とリラックス効果がある

これらのルーティンは全部で15分程度で、すぐに実践できるものばかりです。

まとめ

この本には、紹介した以外にも人生を豊かにする時間術が36個も詳しく書かれています。自分に合った方法を見つけて実践することで、効率的に時間を使い、充実した人生を送ることができるでしょう。

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