「ブログの方向性が定まらない…」「記事を書いてもなかなか成果が出ない…」
ブログを運営していると、こんな悩みにぶつかることはありませんか?情熱を込めて始めたブログも、戦略なしに進めてしまうと、いつの間にか迷走してしまうことも。
この記事では、そんなブログ運営の悩みを解決する強力なフレームワーク「SWOT分析」の解説と
それをさらに発展させた「クロスSWOT分析(TOWSマトリクス)」について、AI(ChatGPT)との実際の対話を通じて分かりやすく解説します。
AIとのやり取りを見ながら、あなたも自身のブログの現状を分析し、未来を切り開く戦略を立てるヒントを見つけていきましょう!
1. SWOT分析とは?ブログ運営に活かす基本を解説
まずは基本から。SWOT分析がどのようなもので、なぜブログ運営に役立つのかを見ていきましょう。
SWOT分析の4つの視点(強み・弱み・機会・脅威)とは?
SWOT分析とは、あなたのブログやプロジェクトを取り巻く環境を、以下の4つの要素で整理し、戦略を立てるための分析手法です。
- S = Strengths(強み): あなたのブログが持つ、他のブログにはない独自の魅力や得意なこと。(内部要因・プラス)
- W = Weaknesses(弱み): あなたのブログが抱える課題や、改善が必要なこと。(内部要因・マイナス)
- O = Opportunities(機会): あなたのブログにとって追い風となる外部環境の変化やチャンス。(外部要因・プラス)
- T = Threats(脅威): あなたのブログにとって向かい風となる外部環境のリスクや障害。(外部要因・マイナス)
これらの要素を洗い出すことで、現状を客観的に把握し、より効果的な戦略を立てることができます。
なぜブログ戦略にSWOT分析が役立つのか?
ブログ運営は、つい日々の記事更新に追われがちですが、時折立ち止まって「自分のブログの現状はどうなのか?」「市場や読者のニーズはどう変化しているのか?」を冷静に見つめ直すことが重要です。
SWOT分析を行うことで、
- 自分のブログの「武器」と「課題」が明確になる
- 見過ごしていた「チャンス」に気づける
- 潜在的な「リスク」に備えられる
といったメリットがあり、感覚的な運営から脱却し、データに基づいた戦略的な意思決定ができるようになります。
AIとの対話について
これから「すいぽて」と記載されているところは、ChatGTPへプロンプト(命令文)を送っている内容となります。
「ChatGTP」からのコメントはプロンプトに対しての返信です。
ご自身でもChatGTPに同じように命令を行えば、似たようなことができます。
筆者はChatGTPのPlusプランで使ったエンジンは、ChatGTP4.5previewとなりますが、無料プランの場合はツールで熟考と選択すれば思考(推論モード)にする必要があります。
AIと分析対象を明確にする
では、実際にSWOT分析を進めるにあたり、まずは「何を分析するのか」対象を明確にすることが大切です。
今回は、AI(ChatGPT)にSWOT分析のやり方を教えてもらいながら、筆者が運営するブログの方向性を分析していきます。

SWOTは使ったことが無いが使いたいので、SWOTについて質問して欲しい。
質問は1つずつ聞いて欲しい。
また、例題とかあると助かります。



SWOT分析を初めて行う方向けに、基本的な説明と、具体的な質問形式で進めていきますね。
では、実際に分析を進めるため、質問をしていきます。まずは 対象 を決めましょう。
・個人の自己分析
・会社やチームの戦略分析
・新規プロジェクトの分析
質問①:
今回、どのような対象についてSWOT分析をしたいですか?(対象を決めて教えてください。
例:自分自身のキャリア、会社の商品、新サービスなど)



SWOTを使いたいのは、ブログです。今、運営しているブログの方向性を考えたいです。
これで、分析対象が「運営中のブログ」に定まりました。
2. AIと実践!ブログのSWOT分析~具体的な対話と分析結果~
ここからは、AIとの対話形式で、ブログの「強み」「弱み」「機会」「脅威」を具体的に洗い出していく過程を見ていきましょう。
【対話実録】ブログの「強み(S)」を深掘りする (Step1)
まずはブログの「強み」から。AIは具体的な質問で強みを引き出そうとしてくれます。



ありがとうございます。では、「運営中のブログ」の方向性を明確にするためのSWOT分析を進めていきます。
あなたの状況をより具体的に把握するために、以下の質問に順番に答えてください。
質問①(強みの把握)
あなたが運営するブログの「一番の特徴」や「他のブログにはない強み」は何でしょうか?
例えば、このような感じで回答してください。
例:
・専門性:
業界歴10年以上の専門家が書いているため、深く正確な内容で差別化できる。
・実体験・リアルさ:
自身の失敗や成功体験を包み隠さず書いていて、読者から共感される。
・情報の早さ:
業界ニュースやトレンドをいち早くキャッチし、速報記事が多い。
・わかりやすさ:
複雑な話を初心者にも分かりやすくまとめている点。
あなたの場合は、どんな特徴や強みがあるでしょうか?一つだけでも良いですし、複数挙げてもOKです
この質問に対しは、プロフィールで回答しました。
もし、プロフィールの内容が適切でない場合は、適切な文言を入れてください。



あなた:現役インフラエンジニアで経歴は20年以上やっています。
社内SE→技術派遣→クラウド専業などの現場を経験し、年収を4倍に伸ばしたITエンジニアが、考え方を変えるだけで年収アップ&好きなことが出来ることを伝えるブログ。
私は最初の会社で3年で成長に限界を感じ、転職サイトからの応募で年収50万円アップしました。
2回目の転職ではエージェントを利用して100万円以上アップ!自由に楽しく働けるようにと転職に踏み出した結果、年収アップと新たなスキルとキャリアを手に入れることが実現できました。その経験をもとにノウハウを紹介し、「技術や評価が頭打ち」と感じ始めたときに読者が次のアクションを起こせるよう、実体験に基づくリアルな情報を発信するよう心掛けています。



ChatGPT:素晴らしい強みですね!整理すると以下のようになります。
あなたのブログの強み(Strengths)
圧倒的なリアルさと説得力:
現役インフラエンジニアとして20年以上の実務経験を持ち、自身の年収を4倍に増やした体験をベースに記事を書いているため、読者がリアルに共感でき、実践的な内容を提供している。
豊富で多彩なキャリア経験:
社内SE、技術派遣、クラウド専業エンジニアなど幅広い現場を経験しているため、読者の様々なキャリア上の悩みや立場に具体的に寄り添える。
年収アップに特化したノウハウを提供:
自身が転職を通じて段階的に年収アップした経験をもとに、具体的なノウハウや転職方法(転職サイト・エージェント利用)を紹介しているため、読者が実際に行動しやすい。
キャリア停滞時に役立つ具体的な行動指針を提供:
読者が「技術や評価が頭打ち」と感じた際に、次の具体的なアクションを示すことを心掛けているため、読者にとって「役に立つ実践的なブログ」として認識されやすい。
この内容でよろしければ、次に『弱み(Weaknesses)』の質問に進みます。
準備ができましたら教えてください!



ありがとうございます。
次のステップに進んでください。
以上が「強み(S)」を深掘りする (Step1)に対するやり取りです。
【対話実録】ブログの「弱み(W)」を洗い出す (Step2)
次に「弱み」です。ここでもAIが具体的な質問と例を提示してくれます。



次の『弱み(Weaknesses)』について、一つずつ質問をしますね。
質問②(弱みの把握)
ブログを運営する中で、『自分が特に苦手だと感じていること』や『課題・改善したいと思っている部分』はどんなことですか?
回答例を挙げるので参考にして、あなたの感じている弱みや課題を教えてください。
例:
・SEO対策が苦手でアクセスが伸びない
・記事更新の継続が難しい
・記事のテーマや内容がマンネリ化している
・デザインやサイト構造の改善が苦手
・あなたのブログ運営で感じている弱みを教えてください。
ここでは自分が思っていることを箇条書きに回答しています。



・文章が多い
・図解が少ない
・AIライティングを使っており、文章は可もなく不可もなく
・強みが活かしきれてなく、現場ならではの情報を入れれてない



弱み(Weaknesses)は、次の 4 点ですね。
・文章ボリュームが多く読みづらい
・図解・ビジュアルがほとんどない
・AIライティング中心で文章が「可もなく不可もなく」になりがち
・20 年以上の現場経験という強みを記事内で十分に活かせていない
この弱みを踏まえつつ、次のステップ『機会(Opportunities)』に進んでよろしいでしょうか?
準備ができましたらお知らせください!



ありがとうございます。
次のステップに進んでください。
以上が「弱み(W)」を洗い出す (Step2)に対するやり取りです。
【対話実録】外部環境の「機会(O)」を見つける (Step3)
続いて、ブログを取り巻く外部環境の「機会」を探ります。



質問③(Opportunities の把握)
外部環境の変化やトレンドのうち、あなたのブログにとって「追い風」になりそうなものには何がありますか?
例(あくまでヒントです)
ジャンル | 具体例 |
---|---|
業界トレンド | 生成AI活用ブームに伴い「インフラエンジニア×AI」の需要が拡大している |
働き方 | リモートワーク普及でクラウド/SaaS運用人材が不足し、年収アップ転職のチャンスが増えている |
メディア/SNS | YouTube ショートや X(旧 Twitter)のスレッドで「図解+短文」が人気。ブログ記事を再利用しやすい |
イベント | 国家資格改定やクラウドベンダーの新認定試験リリースで「試験対策」記事の需要が高まる |



あなたの場合、思い当たる「機会」はどんなことがありそうでしょう?
1 つでも複数でもかまいませんので、自由に教えてください!
機会とはチャンスだったり、リスクだったりいろいろなことを含む時があります。
今回は「追い風(フォロー)」についての質問補足があったので、ポジティブなことを返答しました。



・物価高で現在の収入だけでは生活が苦しい人が出ていると思う
・増税で手取りが減っており、生活が苦しい人が居るはず
・インフラエンジニアの領域がオンプレ〜クラウドまで幅広い為、技術力を上がる必要がある



機会(Opportunities)として 3 点まとめると、こうなりますね。
・生活費・税負担の上昇:
物価高や増税で「今の収入だけでは厳しい」という層が増加。年収アップ転職や副業ノウハウへのニーズが高まっている。
・手取りの減少:
社会保険料や新税導入などで可処分所得が目減りしており、「手取りベースでの改善策」を探す読者が増えている。
・インフラ領域の拡大(オンプレ→クラウド)」:
技術範囲が広がり「スキル格差」が拡大。クラウドを含めた最新スキルを身につけたいエンジニアが多く、実践的ガイドへの需要が大きい。
これらは、あなたの 年収アップ × 現場経験 × キャリア戦略 という強みと相性が良い追い風ですね。
次のステップ『脅威(Threats)』に進んでよろしいでしょうか?
準備ができましたらお知らせください!



ありがとうございます。
次のステップに進んでください。
以上が外部環境の「機会(O)」を見つける (Step3)に対するやり取りです。
【対話実録】外部環境の「脅威(T)」を特定する (Step4)
最後に、ブログ運営における「脅威」です。



質問④(Threats の把握)
最後に、ブログ運営にとって 脅威(Threats) となりそうな外部要因を洗い出しましょう。
例として考えられる脅威
カテゴリ | 具体例 |
---|---|
競合 | 同じテーマのブログや YouTube/X インフルエンサーが急増し、情報が飽和している |
テクノロジー | Google コアアップデートで検索順位が急落する可能性 |
法規制 | ステルスマーケティング規制やアフィリエイト表示ルール強化で収益化が難しくなる |
市場変化 | AI 自動生成コンテンツが大量に出回り、オリジナリティの低い記事は評価されにくくなる |
「脅威」についてはリスクを表す言葉と捉える方が自然だと思います。
ここでは自分のブログに対するリスクについて回答しました。



・転職市場は売り手市場なので企業がSEOにお金を掛けており、競合として強い
・副業として転職ブログを書いている人が多くなり、ライバルが増えた(差別化が必要)
・Google コアアップデートで検索順位が急落する可能性
・AI 自動生成コンテンツが大量に出回り、検索者が情報過多で疲弊している



今までの分析結果を表示します。
以上が外部環境の「脅威(T)」を特定する (Step4)に対するやり取りです。
ここまでのやり取りでSWOT分析が完成しました。
次はその結果について説明します。
【実例】AIとの対話で完成したSWOT分析のまとめ
ここまでの対話を通じて、ChatGTPがブログのSWOT分析結果を表示されます。
内部要因 | 外部要因 | |
---|---|---|
Strengths強み | ・ 20年以上の現役インフラエンジニア経験 ・ 年収200→800万円へ段階的に伸ばした実績 ・ 社内SE・派遣・クラウド専業など多彩な現場視点 ・ キャリア停滞層に「次の一手」を示すリアルな体験談 | |
Weaknesses弱み | ・ 文字量が多く図解が少ない ・ AI 生成中心で文章が平均的になりがち ・ 現場ならではの一次情報を記事に十分盛り込めていない | |
Opportunities機会 | ・ 物価高・手取り減で“年収アップ需要”が拡大 ・ オンプレ→クラウド移行でスキル格差が拡大し、実践ガイドへのニーズが高い | |
Threats脅威 | ・ 企業の SEO 予算増大で競合サイトが強い ・ 副業ブロガーの参入増で差別化が困難 ・ Google コアアップデートで順位急落リスク ・ AI 量産記事で読者が情報疲れ |
このように、AIとの対話を通じて、ブログの強み、弱み、機会、脅威が明確になりました。
方向性を決める 4 つの戦略アイデアは以下のとおりです。
戦略タイプ | 具体的な打ち手 |
---|---|
① S × O(強みで機会をつかむ) | ・ “年収アップ体験談+クラウド転職ノウハウ”の連載化 ・ 「年収◯万円→◯万円」など数字を前面に出した図解・ストーリー投稿(X/Slideshare) |
② S × T(強みで脅威を無力化) | ・ 20 年の一次情報で“AI では書けない比較表・失敗談”を各記事に必ず入れる ・ 検索流入依存を減らす:無料 eBook → メルマガ/Discord でコミュニティ化 |
③ W × O(弱みを機会で補う) | ・ Canva や Mermaid で「年収推移」「転職フロー」のテンプレ図を量産し、記事冒頭に必ず置く ・ 図解を元に YouTube Shorts/X スレッドを作りマルチチャネル露出 |
④ W × T(弱みと脅威を同時に解消) | ・ AI 下書き+“自分の現場メモ”追記式ワークフローで文章の平凡さを回避 ・ コアアップデート対策として EEAT 強化:著者プロフィールに資格・案件規模・登壇履歴を詳細記載 |
3. SWOT分析だけでは終われない!「クロスSWOT分析(TOWSマトリクス)」で戦略を練る
SWOT分析で現状が見えてきましたが、これだけでは「具体的にどうすればいいの?」という疑問が残ります。
そこで登場するのが「クロスSWOT分析(TOWSマトリクス)」です。
SWOT分析の限界と「空白」の謎について
先ほどのSWOT分析の表を見て、何か気づいたことはありませんか?



「あなたのブログの SWOT まとめ」について質問があります。
強みx外部要因、弱みの外部要因が空白です
機会x内部要因、脅威の内部要因が空白です
空白の理由を教えてください。
また、空白を埋めるためには何をすればよろしいでしょうか?



空白になっている理由は
SWOT 分析では次のように 「要因の領域」 があらかじめ決まっています。
要因の領域 | 性質 | 例 |
---|---|---|
Strengths | 100 % 内部要因 | 技術力・実績・リソースなど、自分(自社)の中にあるもの |
Weaknesses | 100 % 内部要因 | 経験不足・体制の弱さ・資金不足など |
Opportunities | 100 % 外部要因 | 市場成長・法改正・トレンド・社会のニーズなど |
Threats | 100 % 外部要因 | 競合の台頭・ルール変更・景気悪化など |
ChatGTPの説明だと分かりにくいので、表で説明しますと以下の通りになります
- 入力出来る箇所に”◯”
- 入力不要の開所に”ー”
内部要因 | 外部要因 | |
---|---|---|
Strengths | ○(ある) | ―(存在しない) |
Weaknesses | ○ | ― |
Opportunities | ― | ○ |
Threats | ― | ○ |



SWOT分析は各要素をリストアップすることが主目的であり、この段階では要素同士を掛け合わせた戦略までは考えません。
その為、SWOT分析だけでは分析としては不十分だと分かります。
クロスSWOT分析(TOWSマトリクス)で戦略を具体化する
そこで、洗い出したSWOTの各要素を掛け合わせて具体的な戦略を導き出すのが
「クロスSWOT分析(別名:TOWSマトリクス)」です。



SWOT分析の空白を「意味のある情報」で埋める方法 ≒ TOWS マトリクスとなります。
実務では SWOT を終えたあと に次のステップとして、内部と外部を 掛け合わせて戦略を考える ことが多いです。
これを “TOWS マトリクス” と呼び、4 つの掛け合わせセルを作って内容を埋めます。
Opportunities(外部 +) | Threats(外部 −) | |
---|---|---|
Strengths(内部 +) | S × O 戦略 強みで機会を最大化 | S × T 戦略 強みで脅威を無力化 |
Weaknesses(内部 −) | W × O 戦略 弱みを機会で補う | W × T 戦略 弱みと脅威を同時に減らす |



今回のブログの場合は以下のとおりです。
機会(O)物価高で年収UP需要大 | 脅威(T)企業もSEO強化 | |
---|---|---|
強み(S)20年の一次情報 | S×O体験談+図解で「年収アップロードマップ」を無料配布しメルマガへ誘導 | S×T一次情報コラムを必ず入れて EEAT を強化、検索下落を緩和 |
弱み(W)図解不足 | W×OCanva で図解テンプレを量産し SNS でも使い回し → 視覚訴求で需要を刈り取る | W×TAI 下書き+現場メモ追記でオリジナリティを上げ、量産記事との差別化 |



こうすると “空欄だったセル” に戦略アイデアが入る ので、実務レベルの行動計画に落とし込みやすくなります。
クロスSWOTが生み出す4つの戦略パターン(SO・ST・WO・WT)
クロスSWOT分析では、以下の4つの戦略パターンを考えます。
- SO戦略(強み × 機会): 「強み」を活かして、外部の「機会」を最大限に捉える積極的な戦略。
- ST戦略(強み × 脅威): 「強み」を使って、外部の「脅威」の影響を回避したり、乗り越えたりする戦略。
- WO戦略(弱み × 機会): 「弱み」を克服・補強しつつ、外部の「機会」を活かす戦略。
- WT戦略(弱み × 脅威): 「弱み」と外部の「脅威」が組み合わさる最悪の事態を避けるための防御的な戦略。
SWOT分析とクロスSWOT分析の明確な違いとは?



SWOTが「課題メモ」
クロスSWOTが「課題 ⇒ 戦略への変換表」
と覚えると使い分けやすいです。
段階 | 名前 | 目的 | アウトプットの形 |
---|---|---|---|
① SWOT分析 | 「S・W・O・T」を列挙する | 内部環境と外部環境を 整理 する | 4 つのリスト (強み/弱み/機会/脅威) |
② クロスSWOT (TOWS マトリクスとも呼ぶ) | SWOT同士を掛け合わせる | 列挙した要素を 戦略に変換 する | 4 つの戦略セル (SO/ST/WO/WT) |
4. 実践!AIと作るクロスSWOT(TOWSマトリクス)~戦略アイデアを生み出そう~
では、実際にクロスSWOTマトリクスを作成し、戦略アイデアを生み出す過程を見ていきましょう。
クロスSWOT(TOWSマトリクス)作成の具体的な手順
ここからは、クロスSWOT(TOWSマトリクス)作成においてChatGTPとの会話を記載します。



TOWS マトリクス を追加したいです。どうすればいいですか?



以下の手順に沿って進めれば、SWOT の棚卸し表に “戦略を落とし込む” TOWS マトリクス を追加できます。
やり方の説明 → あなたのブログ用に埋めたサンプル表 ― の順で示します。
1 | 準備 – SWOT を 4 行だけに凝縮しておく
まずは要素を 1 行ごとに要約 しておくと、掛け合わせがしやすくなります。
領域 | 要約(1 行) |
---|---|
S | 20 年の現場経験と年収 4 倍のリアル実績 |
W | 文字偏重で図解と一次情報が不足 |
O | 物価高・手取り減で「年収アップ需要」が拡大 |
T | 企業 SEO & 副業ブロガー増で競争激化 |
2 | マトリクスを描く
縦に 内部要因(S/W)、横に 外部要因(O/T) を並べ、4 マスを作ります。
Opportunities(外部 +) | Threats(外部 −) | |
---|---|---|
Strengths(内部 +) | S × O 戦略 強みで機会を最大化 | S × T 戦略 強みで脅威を無力化 |
Weaknesses(内部 −) | W × O 戦略 弱みを機会で補う | W × T 戦略 弱みと脅威を同時に減らす |
3 | 各マスをブレストで埋める
- S×O – 強みを伸ばして機会を最大化
- S×T – 強みで脅威を打ち消す
- W×O – 弱みを機会で補う/克服する
- W×T – 弱みと脅威を同時に減らす(守りの戦略)
各セルに 2〜3 個「こう動く」という具体的戦術を書き入れます。キーワードだけで十分です。あとから優先度を付けましょう。
【実例紹介】AIと作成したブログのクロスSWOTマトリクス
上記のステップに従って、ChatGTPが筆者のブログ用に作成してくれたクロスSWOTマトリクスの完成イメージです。
4 | 【完成イメージ】
O:年収アップ需要拡大 | T:競合激化・SEO変動 | |
S:20 年現場×年収 4 倍 | SO 戦略 1. 体験談+図解で「年収アップロードマップ」無料配布→メルマガ誘導 2. クラウド移行の成功/失敗ストーリーを連載して“共感 + ノウハウ”を同時提供 | ST 戦略 1. 記事冒頭に「現場メモ」ボックスを常設→EEAT を強化し順位下落に備える 2. オフライン登壇・資格実績をプロフィール&構造化データに記載 |
W:図解・一次情報不足 | WO 戦略 1. Canva テンプレで図解量産→X/Threads にも再利用し流入経路を増やす 2. 転職成功者インタビューを募集し一次情報を外部から調達 | WT 戦略 1. AI 下書き + 自分の失敗談を毎記事 2 段落追記→量産記事との差別化 2. SEO 依存を減らすためリスト登録者限定の週報コンテンツを用意 |
このように、SWOT分析で洗い出した要素を掛け合わせることで、具体的な戦略のアイデアがいくつも出てきました。
中にはメルマガの配布だったり、転職成功者へのインタビューだったり始めたばかりのブログに対してかなりハードルが高かったりします。
しかし、他とは違うことや収益を上げている人は、やってることもあるので、今後の方向性という意味では検討の余地はあるかと思います。
5. TOWSマトリクスから具体的なアクションへ!~戦略を実行に移すために~
戦略アイデアが出たら、次はいよいよ実行です。
戦略アイデアを具体的なタスクに落とし込む方法
クロスSWOTマトリクスから得られた戦略アイデアを、具体的な行動計画に落とし込むための「直近30日でやってみる具体的タスク」も提案してくれました。
直近 30 日でやってみる具体的タスク
- 図解テンプレを 3 種類作成– 年収遷移/スキルマップ/転職手順(Canva で OK)
- 既存の人気記事 TOP5 をリライト– 冒頭に図解を追加し、末尾に「次の一手チェックリスト」を配置
- メールリストの入口を設置– 「年収アップ成功事例 7 ステップ PDF」を無料配布
- 一次情報コーナー新設– 毎週 1 回「現場で起きた失敗学」シリーズを短く投稿
- SNS 連動施策– X で図解+3 行要約→ブログ記事誘導、週 3 本ペース
これらのタスクは、先ほどのクロスSWOTマトリクスの戦略アイデア(例:SO戦略の「体験談+図解」、WO戦略の「Canvaテンプレで図解量産」など)を具体化したものです。
タスクの優先順位付けと計画立案のポイント
出てきたタスク全てを一度に実行するのは難しいかもしれません。
そこで、
- 影響度: そのタスクを実行することで、ブログの目標達成にどれくらい貢献するか?
- 実現難易度: そのタスクを実行するために、どれくらいの時間や労力、コストがかかるか?
を考慮して、優先順位をつけましょう。「影響度が高く、実現難易度が低い」ものから着手するのが基本です。
そして、いつまでに何をするのか、具体的なスケジュールに落とし込むことが大切です。
定期的な見直しと改善で戦略をアップデートする重要性
ブログを取り巻く環境や自身の状況は常に変化します。
そのため、一度SWOT分析やクロスSWOT分析を行ったら終わりではなく、定期的に見直し、戦略をアップデートしていくことが重要です。
次のステップ
- 上記タスクをカレンダーに落とし込む
- 実行後、PV・CTR・メルマガ登録数で効果をチェック
- 必要に応じて SWOT を毎Quarter見直し、戦略を更新
3ヶ月ごとや半年に一度などでPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)を回し、ブログを継続的に成長させていきましょう。
6. まとめ:SWOTとクロスSWOTで、あなたのブログの未来を切り開こう!
今回は、AIとの対話を通じて、ブログのSWOT分析とクロスSWOT分析(TOWSマトリクス)を行い、具体的な戦略とアクションプランを立てるプロセスをご紹介しました。
- SWOT分析で、あなたのブログの「強み」「弱み」「機会」「脅威」を客観的に把握する。
- クロスSWOT分析で、それらの要素を掛け合わせ、具体的な「戦略アイデア」を生み出す。
- そして、そのアイデアを「具体的なタスク」に落とし込み、実行する。
この一連の流れは、ブログ運営の羅針盤となり、あなたのブログが向かうべき方向を照らしてくれるはずです。
分析はあくまでスタート地点。大切なのは、そこから得られた気づきをもとに実際に行動し、検証し、改善を重ねていくことです。
ぜひ、この記事を参考に、あなたのブログのSWOT分析から始めてみませんか?きっと新たな発見と、進むべき道が見えてくるはずです。